私自身がエンジニアとしてスタートした20代前半だったころ、当時はまだ即戦力技術者との抱き合わせで現場へ参画していました。自分自身の微力さを、即戦力の技術者の横で痛感せざるを得ない環境下だったので、早く１人称で活躍できるエンジニアになりたいと技術向上に向けて、毎日努力していました。その結果、20年間システム開発の様々な現場で製造工程から上流工程・管理領域と多くの工程に携わり、結果的に有意義なご支援の場をいただけるようになりました。

業界の3つの課題
　現在もこの業界は、
「深刻化する技術者不足」
「若手技術者が育つ環境の激減、かつ技術を持ったシニア層の現場減少」
「即戦力かつコントロールしやすい中堅層の争奪戦」
という大きな3つの課題を抱えています。
　そこで下記の3つの事を実現して、この課題を解消していきたいと思い、起業しました。

1.市場の必要人材を輩出する環境づくり
　1つ目は、技術者として市場から必要とされる人材を数人でも輩出していける環境づくりを行う、という事です。プロジェクトを進めていく中で必要な技術以外の仕事でも、プロとして自覚を持って働けるようにしていきたいと思っています。また、市場から必要とされるだけでなく、自ら新たな市場を開拓していけるようになってもらえたらとも思っていますが、まずは自身の経験を生かせる分野から環境作りを実現させていこうと考えています。

2.シニア層エンジニアが活躍できる場所
　2つ目は、数々の現場を経験し、幅広い視野を持ったシニア層のエンジニアが活躍できる場所を増やす事です。これが理想とする形で実現すれば、中堅層や若手層の今後の選択肢をより多く生むことが可能になると考えています。

3.社員の仕事とプライベートの両立
　3つ目は1つ目と2つ目の実現により、成長して活躍できる場を生かし、社員が充実した仕事とプライベートを両立できるようにする事です。起業してから7年目が経ち、これらの実現に向けて一歩一歩前進している実感はありますが、思い描いていた目標はまだまだ先にあります。これからも社員と一丸となってこれらを達成していきます。